企業比較

キーエンス vs オムロン 転職比較【2026年最新】年収・難易度・社風を徹底比較

公開: 2026/7/11最終確認: 2026/8/12データ基準: 2026年8月7分で読める

有価証券報告書ベースで2025年3月期の平均年収はキーエンス2,039万円、オムロン821万円。約2.5倍の差があるが、転職難易度・選考フロー・社風はまるで対照的で、年収だけで選ぶと入社後にギャップへ苦しむ。

A

キーエンスとオムロン、転職するならどちらが年収が高い?

有価証券報告書ベースで2025年3月期の平均年収はキーエンス2,039万円、オムロン821万円。キーエンスが約2.5倍高いが、転職難易度も選考フローも社風も大きく異なる。

定義

キーエンス(株式会社キーエンス)はセンサー・計測機器メーカーで平均年収約2,183万円(有価証券報告書2025年3月期)。オムロン(オムロン株式会社)は制御機器・FAシステムメーカーで平均年収約857万円(同)。両社とも東証プライム上場企業です。

比較の前提として

どちらが「入りやすいか」は経歴によって変わります

企業比較で見える難易度や年収は全体傾向です。実際にどちらを狙えるかは、職種・経験年数・専門性との相性で決まります。自分の経歴でどちらに可能性があるか、無料で確認できます。

[PR] 登録・相談は無料です。求人の取り扱い状況は各サービスによって異なります。

PR|本記事には転職支援サービスの広告が含まれます。リンク経由の申し込みにより、当サイトが報酬を受け取る場合があります。

平均年収で比べれば、キーエンスはオムロンの2倍以上を稼ぐ。この数字だけを見てキーエンスへの転職を決め、入社後にギャップへ苦しむ人は珍しくない。理由は単純で、稼ぎ方も働き方もあまりに違うからだ。

両社とも大阪発祥の製造業で、FA(ファクトリーオートメーション、工場の生産設備を自動制御する仕組み)関連の技術を核に据える点は共通している。しかしキーエンスは「付加価値の創造」を掲げて成果主義を徹底し、オムロンは「ソーシャルニーズの創造」という言葉で社会課題への貢献を語る。同じ業界にいながら、評価の物差しがまるで違う。

どちらが良い転職先か、という問いに単純な答えはない。年収・難易度・働き方のどれを優先するかで、選ぶべき道は自然と絞られてくる。まずは基本情報から見ていこう。

基本情報比較(有価証券報告書・公式サイトより)

項目キーエンスオムロン
設立1974年5月27日1933年(大阪で創業、1990年に社名変更)
資本金306億3,754万円641億円(gBizINFO)
上場東証プライム東証プライム(有価証券報告書の開示から上場企業と確認)
従業員数12,784名(連結、2026年3月期・公式サイト)4,498名(単体、gBizINFO)※連結の数値は公開情報で確認できず
平均年収2,039万円(2025年3月期)821万円(2025年3月期)
平均年齢35.5歳44.5歳(2025年3月期)

現在の求人を確認する|記事の数字は確認日時点の情報です。応募前に、現在募集している職種・勤務地と、自分の経歴で検討できる求人があるかを確認してください。 テクノブレーン

現在の求人を確認する|記事の数字は確認日時点の情報です。応募前に、現在募集している職種・勤務地と、自分の経歴で検討できる求人があるかを確認してください。 テクノブレーン

オムロンの単体従業員数は、キーエンスの連結人数の3分の1程度しかない。ただしこれはあくまで単体の数字で、グループ全体で何人が働いているかは今回の調査では突き止められなかった。オムロンは制御機器・FAシステムのほか、健康医療機器や社会システムなど5つの事業領域を抱えており、単体の人数だけでは会社の規模感を測りにくい。

転職難易度

キーエンスの中途採用は、業界内でも「かなり高い」と評価される。求人票には3年以上の実務経験と実績が条件として並び、法人営業職では無形商材の営業経験を3年程度求める募集も確認できた。職種によって難易度に幅はあるとはいえ、全体としては狭き門だ。

オムロンは、制御工学や電気工学の専門知識があれば応募の土台に立てる。書類選考、人事面接、最終面接の計2〜3回、期間にして1〜2ヶ月というのが、転職者による分析記事で紹介されている選考フローである(企業の公式発表ではない点には注意したい)。キーエンス側の選考ステップ数や所要期間は、今回の調査では確認できなかった。

「難しそう」で応募を諦める前に、経験との相性を確認

すべての職種で業界経験が必須とは限りません。機械、電気、化学、IT、品質管理などの経験が、別の職種で評価される場合があります。自分の経験をどの職種に生かせるか、転職の専門家へ相談できます。

[PR] 相談後に必ず応募する必要はありません。

求められる経験・スキル

募集職種を並べると、両社が欲しがる人材像の違いがはっきり出る。

企業主な募集職種求められる経験・スキル
キーエンス法人営業無形商材の法人営業経験3年程度、または新規営業経験(年数は問わない場合あり)
キーエンスFA機器設計センサ・コントローラ等の構造/機構/光学設計経験
キーエンスPCアプリケーション開発ソフトウェア開発の実務経験
オムロン半導体アプリケーションエンジニア開発購買・FA機器領域での半導体・電子部品選定経験
オムロンソリューション営業制御機器の提案営業経験(国内製造業の課題解決型)
オムロンサービスエンジニア・社内SE専門分野の実務経験(必須年数は公開情報で確認できず)

選考フローと対策

オムロンの選考は書類選考から始まり、2つの面接を経て内定に至る。図にすると次のようになる。

所要期間は約1〜2ヶ月とされる(note.com掲載の転職者による分析記事より。企業の公式発表ではない)。キーエンスについては、選考回数や期間を明記した公開情報が見当たらなかった。準備するなら、法人営業職は提案実績の数字を、技術職は設計・開発の具体的な成果を、それぞれ即答できる状態にしておいたほうがいい。

年収

年収の話に入る前に、一つだけ区別しておきたい。ここから示す数字は、有価証券報告書に基づく「全従業員の平均」と、求人票に載る「中途採用で提示されうる幅」の2種類がある。この2つを混同すると話がおかしくなる。

有価証券報告書ベースの推移

決算期キーエンスオムロン
2021年3月期1,751万円公開情報で確認できず
2022年3月期2,183万円公開情報で確認できず
2023年3月期2,279万円899万円
2024年3月期2,067万円874万円(873万円とする資料もあり、表記ゆれがある)
2025年3月期2,039万円821万円(平均年齢44.5歳、平均勤続年数16.1年)

キーエンスは2023年3月期の2,279万円をピークに、直近2期は減少傾向にある。それでもオムロンの2倍を優に超える水準だ。2026年3月期についてはcareer-revealという1媒体のみが2,178.3万円という数字を報じているが、他の情報源では確認できておらず参考値として扱うべきだろう。

オムロンは2025年3月期に821万円まで下がった。前期比で53万円の減少である。初任給を見ると、2024年入社の大卒は月給25万円、修士卒は27万4,000円。ここから積み上がる給与カーブは、キーエンスのそれとは明らかに傾きが違う。

有報の平均値とは別に、求人サイトや口コミの独自集計も出回っている。キーエンスでは入社1年目(役職2B相当)で600万〜700万円、チーフ(5B)で1,800万〜2,400万円、マネージャー・部長クラス(7B〜8B)になると3,000万〜4,000万円超という情報がある。ただしこれは有価証券報告書の数字ではなく、集計元の推計を含む可能性がある。

オムロンについても、現役社員の口コミをもとにした年代別の目安がある。25〜29歳で450万〜560万円、30〜34歳で640万〜720万円、35〜39歳で730万〜850万円、40〜44歳で790万〜950万円という帯だ。これも有報の平均値とは別の推計であることを踏まえてほしい。

公開求人の記載例では、オムロンの某ポジションで「月給28万円以上(経験・能力を考慮の上、規定により決定)」、キーエンスの営業事務ポジションで「年収630万円〜」という表示が確認できた。ただしこれらは特定の求人票1件ずつの表記であり、両社の年収レンジ全体を代表するものではない。

全社平均年収より重要なのは、あなたの想定年収です

有価証券報告書の平均年収と、中途採用で提示される年収は同じではありません。年齢、職種、専門性、役職、勤務地によって条件は変わります。現在の経歴で検討できる求人と年収帯を、応募前に確認しておくと判断しやすくなります。

[PR] 年収や求人の提示を保証するものではありません。

競合企業との比較

年収比較の記事では、キーエンスとオムロンは三菱電機、ファナック、オリンパス、テルモ、ニデック(旧日本電産)などと並べて「電気機器メーカー」として語られることが多い。キーエンス単体では、TDKや村田製作所、京セラといった電子部品業界との比較も見られる。ただし、これらの競合各社の具体的な平均年収は今回の調査範囲では確認できなかった。両社の立ち位置を測る目安として、業界内での序列感だけは押さえておきたい。

未経験・異業種からの可能性

制御工学や電気工学のバックグラウンドがあれば、オムロンの門は決して閉じていない。社内SEや半導体アプリケーションエンジニアなど専門性の切り口が複数用意されている分、異業種からでも「刺さる経験」を持っていれば選考に乗る余地がある。

キーエンスは事情が違う。法人営業職では業界経験より「無形商材を売った実績」そのものが問われる。裏を返せば、業界は問わないが実績は問う、という選び方だ。未経験可の求人が無いわけではないが、実績で語れるものが手元にないなら、書類の時点で厳しい戦いになる。

この1年の動き

オムロンは2024年2月、中国経済の減速による業績悪化を理由に、国内外で2,000人規模の人員削減を発表した。国内では従業員の1割にあたる1,000人程度の希望退職を募る方針で、対象は勤続3年以上かつ40歳以上の正社員とされる。中途採用の求人自体は今も複数の媒体に掲載されているが、応募する際はこうした事業環境の変化を踏まえておいたほうがいい。

キーエンスについては、2025年時点で営業利益率51.9%という数字が確認できる一方、受注動向や新規投資など個別の直近ニュースは今回の調査範囲では見つからなかった。この情報量の差自体が、両社の情報発信のスタンスの違いを表しているのかもしれない。

この記事で取り上げた企業のデータ

なぜ転職支援サービス経由で求人を確認するのか

  • 募集終了や職種変更など、求人の現在の状況を応募前に確認できる
  • 自分の経験を生かせる職種と、足りない要件を整理できる
  • 職務経歴書で強調する実績と、面接で確認されやすい点を準備できる
  • 年収・勤務地・働き方など、求人票だけでは分からない条件を相談できる

紹介される求人や支援内容は、サービス、職種、募集時期によって異なります。

目的別に選ぶ転職支援サービス3選

希望する職種に近いサービスから、現在扱っている求人を確認してください。経歴や希望条件が複数分野にまたがる場合は、役割の異なる2社を比較すると、求人の幅と支援内容の違いを確認できます。

テクノブレーン

向いている方: 半導体・機械・電気・ITなど、技術職の経験を生かしたい方

テクノブレーン

メーカーズジョブ

向いている方: 製造業・メーカーの技術職を広く探したい方

メーカー・製造業に特化!経験豊富なコンサルが導く転職支援【メーカーズジョブ】

TechGo(テックゴー)

向いている方: 実務経験を生かし、ITエンジニアのハイクラス求人を探したい方

TechGO(テックゴー)ハイクラスに届くエンジニア転職

あわせて読む

よくある質問

Q

キーエンスとオムロン、年収が高いのはどちらですか?

A

有価証券報告書ベースで比較すると、2025年3月期の平均年収はキーエンスが2,039万円、オムロンが821万円。キーエンスがオムロンの約2.5倍で、業界内でも突出した水準にある。

Q

オムロンからキーエンスへの転職は難しいですか?

A

キーエンスの中途採用は業界内でも難易度が高いとされ、法人営業職では無形商材の営業経験が3年程度求められる例がある。制御工学の知見だけでは足りず、実績を数字で示せるかが鍵になる。

Q

オムロンの選考フローはどのようになっていますか?

A

転職者による分析記事によれば、書類選考、人事面接、最終面接の計2〜3回で、所要期間は約1〜2ヶ月とされる。ただし企業公式の発表ではない点に留意が必要だ。

Q

オムロンの人員削減はまだ続いていますか?

A

2024年2月に国内外で2,000人規模の人員削減が発表され、国内では勤続3年以上かつ40歳以上の正社員を対象に希望退職が募られた。その後の状況は公開情報の範囲では確認できない。

出典・参考情報

  1. [1]
  2. [2]
  3. [3]
  4. [4]
  5. [5]
  6. [6]

本記事の情報は2026年8月のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

次にやること

キーエンスへの転職を、求人検索だけで終わらせない

公式採用ページから直接応募する方法もありますが、応募職種や経歴の見せ方に迷う場合は、転職支援サービスを利用する選択肢があります。まずは現在応募できる求人や、自分の経験を生かせる職種を確認してから、応募するか判断できます。

  • 現在検討できる求人の確認
  • 経歴に合う職種の整理
  • 職務経歴書で強調すべき経験の確認
  • 年収や勤務地などの条件確認
  • 選考で確認されやすいポイントの相談

[PR] 登録・相談は無料です。サービス内容や取り扱い求人は各転職支援会社によって異なります。

#キーエンス#オムロン#転職比較#年収比較#FA#製造業転職#電気機器メーカー